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東野圭吾
【BOOKS】サンタのおばさん


内容紹介
サンタのおばさん
100年以上前の話であるがかつて「サンタクロースって本当にいるんでしょうか?」という趣旨の手紙が、バージニア・オハンロンという当時8つの少女から米ニューヨーク・サン新聞に届き、フランシス・P・チャーチという記者がそれに答えて書いた「社説」(1897年9月21日掲載)が大反響を呼んだ。日本では『サンタクロースっているんでしょうか?』(偕成社)という本になりこれも評判になった。その本が“大人にも読んでほしい子供向けの本”とすれば、『サンタのおばさん』は“子供にも読んでほしい大人向けの本”である。

今年もクリスマスイブが近づいて、恒例のサンタクロース会議が開かれたが、今年は会長勇退の年であり、副会長が新会長に選任され、会長が担当していたアメリカ支部の後任が紹介された。新たに加わることになったサンタは女性。女性サンタを認めるかどうかで、会議は大騒ぎになる――というストーリーだ。

2002年のキーワードは「リセット」だと考えている。2001年の延長は何もない。米国同時テロは世界中の人に「何が起きても不思議はない」とマインドセットすると同時に、あらゆる価値観を一変させた。

この本が示唆するように、きれいごとを言ってもこの地球上には性差別は厳然と存在する。政界・財界・官界・教育界で優秀な女性がチカラを発揮しようとしても、「ガラスの天井」が様々なところに存在することに彼女たちは気づいている。「女性の暮らし快適に」を標榜してユニ・チャームを創業してから、薄型生理用ナプキンを初めて世に出し、(大げさとのお叱りを受けそうだが)高度成長時代に女性の職場への進出を促したのが40年前。20年前には世界初のパンツ型紙おむつを発売して、長時間の家事から解放してショッピングや旅行市場の活性化にも少なからず寄与したと、自負している。

そして今、「女性がサンタになる」という既成概念をリセットした発想と、その実現が必要なのである。リセットは構造改革の必要条件でもある。女性サンタを誕生させてしまうことが改革の第一歩である。例えばアートコーポレーション社長の寺田千代乃さんが、新任のサンタになったら、きっとプレゼントの中身やサンタの仕事のやり方さえも変えてしまうであろうし、サンタクロース会議も随分活気づき斬新なアイデアも出ることであろう。

シニカルな議論も噴出するが、ほっとする結末に諸兄諸姉にはおかしくもほろ苦いお伽話として読んでほしい。もうすぐクリスマス。続きを書いてみたくなる本である。

(ユニ・チャーム会長 高橋 慶一朗)
(日経ビジネス 2001/12/10 Copyrightc2001 日経BP企画..All rights reserved.)


出版社/著者からの内容紹介
今年もイヴが近づき、恒例のサンタクロースの集会が開かれる。新しく加わった女性サンタを認めるかどうかで会は大騒ぎになるが…




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BOOK作品LIST 出版元/発売年 区分 備考
放課後 講談社/1985 長編 第31回江戸川乱歩賞受賞作品
卒業-雪月花殺人ゲーム- 講談社/1986 長編 加賀恭一郎初登場
白馬山荘殺人事件 光文社/1986 長編  
学生街の殺人 講談社/1987 長編 第41回日本推理作家協会賞(長編部門)候補作
11文字の殺人 光文社/1987 長編  
魔球 講談社/1988 長編 第30回江戸川乱歩賞候補作
香子の夢-コンパニオン殺人事件- 祥伝社/1988 長編 『ウインクで乾杯』に改題
浪花少年探偵団 講談社/1988 連作 筆者初の大阪弁作品
十字屋敷のピエロ 講談社/1989 長編  
眠りの森 講談社/1989 長編 加賀恭一郎が刑事として登場
鳥人計画 新潮社/1989 長編 第11回吉川英治文学新人賞候補作
殺人現場は雲の上 実業之日本社/1989 連作  
ブルータスの心臓 光文社/1989 長編  
依頼人の娘 祥伝社/1990 連作 『探偵倶楽部』に改題
宿命 講談社/1990 長編 ドラマ化
犯人のいない殺人の夜 光文社/1990 短編  
仮面山荘殺人事件 徳間書店/1990 長編  
変身 講談社/1991 長編 映画化
回廊亭の殺人 光文社/1991 長編 『回廊亭殺人事件』に改題
交通警察の夜 実業之日本社/1991 連作 『天使の耳』に改題
ある閉ざされた雪の山荘で 講談社/1992 長編  
美しき凶器 光文社/1992 長編  
同級生 祥伝社/1993 長編  
分身 集英社/1993 長編  
浪花少年探偵団2 講談社/1993 連作 『しのぶセンセにサヨナラ』に改題
ドラマ化
怪しい人びと 光文社/1994 短編  
むかし僕が死んだ家 双葉社/1994 長編  
虹を操る少年 実業之日本社/1994 長編  
パラレルワールド・ラブストーリー 中央公論社/1995 長編  
あの頃ぼくらはアホでした 集英社/1995 エッセイ  
怪笑小説 集英社/1995 短編  
天空の蜂 講談社/1995 長編 第17回吉川英治文学新人賞候補作
名探偵の掟 講談社/1996 連作  
どちらかが彼女を殺した 講談社/1996 長編 加賀刑事登場
本文には犯人が提示されていない
毒笑小説 集英社/1996 短編  
悪意 双葉社/1996 長編 加賀刑事登場
ドラマ化
名探偵の呪縛 講談社/1996 長編 文庫書き下ろし
探偵ガリレオ 文藝春秋/1998 連作  
秘密 文藝春秋/1998 長編 第52回日本推理作家協会賞受賞
第120回直木賞候補作
映画化
私が彼を殺した 講談社/1999 長編 加賀刑事登場
本文には犯人が提示されていない
白夜行 集英社/1999 長編 第122回直木賞候補作
嘘をもうひとつだけ 講談社/2000 連作 加賀刑事登場
予知夢 文藝春秋/2000 連作  
片想い 文藝春秋/2001 長編 第125回直木賞候補作
超・殺人事件 推理作家の苦悩 新潮社/2001 短編 ドラマ化
サンタのおばさん 文藝春秋/2001 絵本  
レイクサイド 実業之日本社/2002 長編 映画化
トキオ 講談社/2002 長編 ドラマ化
ゲームの名は誘拐 光文社/2002 長編 映画化
手紙 毎日新聞社/2003 長編 第129回直木賞候補作
おれは非情勤 集英社文庫/2003 連作 オリジナル文庫
殺人の門 角川書店/2003 長編  
幻夜 集英社/2004 長編 第131回直木賞候補作
ちゃれんじ? 実業之日本社/2004 エッセイ  
さまよう刃 朝日新聞社/2004 長編  
黒笑小説 集英社/2005 長編  
容疑者Xの献身 文藝春秋社/2005 長編 第134回直木賞受賞作
さいえんす? 角川文庫/2005 科学エッセイ オリジナル文庫
夢はトリノをかけめぐる 光文社/2006 ノンフィクション  
赤い指 講談社/2006 長編 加賀刑事登場
直木賞受賞第一作
講談社/2006 アンソロジー
使命と魂のリミット 新潮社/2006 長編  
たぶん最後の御挨拶 文藝春秋社/2007 エッセイ  
夜明けの街で 角川書店/2007 長編  
ダイイング・アイ 光文社/2007 長編
流星の絆 講談社/2008 長編
ガリレオの苦悩 文藝春秋社/2008 連作
聖女の救済 文藝春秋社/2008 長編
2009/02現在ここまで


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